忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

旧日本海軍の軍艦に「陸奥」という名の、世界に名だたる排水量32720トンの軍艦がある。(当時は正確には戦艦と言わず、軍艦とよんでいた)この陸奥は昭和18年6月に瀬戸内海の柱島で突如爆発、乗組員1474人中1121人の死者を出す。当時はこの事件は極秘扱いにしていたのであるが、事実は隠しようもなく、世間に知られてしまう。
 原因は今だ謎である。戦後、天地茂主演の映画ができ、爆発の原因はスパイ説を取られている。しかし、事件直後には原因は「初年兵いじめ」による、自爆ではないかとのうわさが流れ、当時はその可能性が多いとされていた。
 軍隊内の初年兵いじめは陰湿であり、個人としてのプライドを傷つけ、いわれもないビンタ。その実態は筆舌に尽くしがたいものであり、経験した本人しか解らないものである。そのため、初年兵の中には上の人を憎みこと限りなく、戦後の戦友会でも非難されたという話もある。いじめられた本人は、いじめた人を憎み、軍を憎み、こんな状態にした国を憎むことになり、軍艦まで破壊し自殺を図ったのである。
 いじめはいじめられた本人にとってみれば、この世のことなんかどうでもよく、いじめた当事者ばかりでなく、世を恨むこともあるのである。
 硫黄島でも栗林中将の将兵平等な指揮が有名であるが、日本軍の戦死者の3割が、後ろからの狙撃、すなわち怨恨による日本人同士の殺害としか見られない死体があったという。
 ちなみに陸奥であるが、戦後米軍はその存在を確認出来なくて疑いを持ったという。また同型艦の長門はビキニ水爆実験で実験台につかわれ誰も見られないまま沈没している。

 陰湿なイジメは国を滅ぼすこともある。
PR
今年の流行語大賞に「日本死ね」というのがノミネートされているという。言葉が汚いとかの批評があるが、一庶民の苦痛の持って行き場のない怒りが現れ、ある意味で同意することもある。
 我々底辺の労働者は、長引く不況で収入増は見込まれることもなく苦しい生活を余儀なくされていることは現実である。子供手当が数千円では、専業主婦は望むべくもないことであり、不満が出るのは当然である。
 それが全国民であれば庶民は耐えるのだが、オリンピックのエンブレムに何億円も血税をつかったり、数千億円をかけ会場を作ったりすることは、我々のような底辺の労働者には理解が出来ないことである。これはすべて労働者から集めた税金なのである。
 私の友人でも元気なのは公務員ばかりであり、民間企業勤務、あるいは自営業者は本当に元気がない。お役人の退職金が2000万を超えていたり、不景気にかかわらず、給与・賞与が増えていくことに関しては嫉妬にも似た疑問が感じられるのである。(その公務員もコネでなったものも多い)
 この国は、金持ち、または要領のいいものが、さらに金持ちになり、貧乏人は金持ちになることができないようなシステムなのかとも思う。
 「日本死ね」は本当の庶民の叫びなのである。
キューバの元議長のフィデル・カストロが亡くなった。90歳だった。最後まで革命の情熱を失うことなく、天寿を全うしたという感じだ。私は、カストロよりも、革命家として悲劇的な死に方ををした、チェ・ゲバラのほうが人情的に好きなのだが、カストロのリーダー性もかなり認めている。小さな国のキューバがアメリカと言う超大国を相手に反旗を覆すようなキューバ革命は日本人好みの判官贔屓というのだろうか好もしいものである。(思えば戦前の日本もそうであった)
 私の若かりし頃ゲバラのベレー帽が手に入らなくて、カストロ帽をかぶって一人旅をしたこともあった。(ちなみにこの帽子大学の実験室に置いてきた。)
 革命があれば当然反革命分子もある。カストロは国外に亡命する者に関しては、手を下すこともなかった。そして、革命後の国が貧困な時代にも餓死者ゼロという記録を達成した。アメリカのジャーナリストがキューバ革命を紹介した時「これほど世界に誤解を受けた革命はない」と彼を評価したこともあった。
 20世紀の伝説の人物が一人消えていった。
 跡を継ぐ弟のラウル・カストロ氏は今後どうキューバのかじ取りをするのか見ものである。フイデルの死が革命の終焉になるのか、第二のステージになるのだろうか。
今朝がた、あるラジオ番組でラグビー好きな夫婦の話が感動的に放送されていた。その話によると、その夫婦は望んでいるのだが子供がなかなか出来なく、半場あきらめかけ、夫は母校の高校ラグビーを観戦をするのが趣味でその間に妻は病院で検査をしているのが常であったという。奥さんもラグビーに関しては理解していたようである。その日も旦那はラグビー観戦、奥さんは病院でついに妊娠していることを告げられたという。(この時点で何か夫婦の行動がバラバラの様なきがして、私は違和感を持っていた)
 そして出産時、やはり高校ラグビーの決勝があり、旦那は早々と病院を去り(出産間近の奥さんを後にして)競技場に応援に行き、母校が勝利を決める。そして、ラジオの中ではそれをドラマ的に表現し、何事もあきらめないことと、感動的に締めくくる。

 しかし、私の意見、ラグビーが好きなことに異存を挟むつもりはないが、その観戦のために、出産に苦しみ、不安な奥さんを後にすることは決して褒められることではない。初産で不安な奥さんのそばに付いてやっているのが愛情ではないか。彼の行動には疑問を感ずる。その時点では奥さんの出産のほうが比較にならないほど重要であると思うが・・・・。

 それを美化してしまう、モラルとはいったい何だろう。
もしこれがプロレス観戦だったら、夫はただの「薄情な男」として、非難されるであろう。
こういうのが偏見である。
アメリカの新大統領にトランプ氏に決まったという。トランプ氏と言えば過激発言で周りを騒がしていたが、その発言はまんざら筋の通らないものでもなく、過激だがなるほどと思わせる発言である。問題点には白黒はっきり決着をつけるというタイプである。残念ながら、従来の政治家・役人にはそのような人は嫌われ、パッシングを受け謝罪、あるいは退陣となるのが我が国の常である。フィリピンのドティルタ大統領もそのタイプであり、反感をもつ人が多いほど、支持する人も多いのが現実である。誰にでも好かれる政治家はいない、それは理想であり、不可能である。
 対抗した、クリントン氏が官房長官(アメリカでななんというのか知らないが)時代、中国の記者が質問した。「尖閣諸島はどこの領土ですか?」彼女は言う、「安保条約の範囲内です。」中国の記者はさらに、数度同質問をするが、彼女の答えは同じ。暗に日本の領土だとほのめかすだけであり、ハッキリと断定しない。そのうち時間切れになって記者会見は終わってしまったのであるが。もしトランプ氏だったら「日本に決まったいるだろ、ガタガタ言うな!」と発言するのではないか。
 お役人の「前向きに検討します。」ということは我が国では「やらないよ」ということらしい。なんでもそうだが、政治の面でも物事を決着つけるには、ぼかしたような発言はより問題を複雑にするような気がする。
<< NEW     14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24     OLD >>
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[09/30 veste sans manche canada goose]
[09/28 canada goose femme montebello pas cher]
[08/15 borsa moschino rossa e nera]
[08/14 giuseppe zanotti facebook]
[08/10 chiara ferragni pif]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
夢想
性別:
男性
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
忍者ブログ [PR]
 Template:Stars