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親父は太り気味で、10代で旧陸軍の兵長になったほどの丈夫な人だったが、60歳を超えたころに病気になり闘病生活を続けていた。闘病生活の毎日に背を丸め食後に薬を取り出し、湯のみ茶碗で飲むというのが習慣であった。それを見て私はなんとなく哀れにも思ったものである。
 しかし、今現在、私は朝食後の高血圧の薬を飲んでいるのが現状である。やはり無意識に背を丸めている。これが老いというものだろう。自分だけは若くありたい思っているが、確実に体・外見は老いていっているのが現実である。これも人生。
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今月から、月の最終金曜日はプレミアム・フライデーと名を打って、午後の三時ごろには勤めを切り上げ、土日の休みにつなげるということになるという。消費を増やし、経済を活性化させるのが狙いだという。消費が増えることは異存がないが、消費が増せば生産、販売も増すことになるのである。生産部門に関しては休みが増せば、生産性が下がり、給料を下げるかことは避けられない。そうすれば、生産部門の人たちは、購買力は減ることは明白。何のための休みかになる。それじゃ、時間外労働をということになれば本末転倒。サービス業に関しては、より長時間労働となる可能性もあり。
 いずれにしてもこれは限られた一部の職種しか出来ないのではないか?実際一般企業では可能だろうか?
旧日本海軍の軍艦に「陸奥」という名の、世界に名だたる排水量32720トンの軍艦がある。(当時は正確には戦艦と言わず、軍艦とよんでいた)この陸奥は昭和18年6月に瀬戸内海の柱島で突如爆発、乗組員1474人中1121人の死者を出す。当時はこの事件は極秘扱いにしていたのであるが、事実は隠しようもなく、世間に知られてしまう。
 原因は今だ謎である。戦後、天地茂主演の映画ができ、爆発の原因はスパイ説を取られている。しかし、事件直後には原因は「初年兵いじめ」による、自爆ではないかとのうわさが流れ、当時はその可能性が多いとされていた。
 軍隊内の初年兵いじめは陰湿であり、個人としてのプライドを傷つけ、いわれもないビンタ。その実態は筆舌に尽くしがたいものであり、経験した本人しか解らないものである。そのため、初年兵の中には上の人を憎みこと限りなく、戦後の戦友会でも非難されたという話もある。いじめられた本人は、いじめた人を憎み、軍を憎み、こんな状態にした国を憎むことになり、軍艦まで破壊し自殺を図ったのである。
 いじめはいじめられた本人にとってみれば、この世のことなんかどうでもよく、いじめた当事者ばかりでなく、世を恨むこともあるのである。
 硫黄島でも栗林中将の将兵平等な指揮が有名であるが、日本軍の戦死者の3割が、後ろからの狙撃、すなわち怨恨による日本人同士の殺害としか見られない死体があったという。
 ちなみに陸奥であるが、戦後米軍はその存在を確認出来なくて疑いを持ったという。また同型艦の長門はビキニ水爆実験で実験台につかわれ誰も見られないまま沈没している。

 陰湿なイジメは国を滅ぼすこともある。
今年の流行語大賞に「日本死ね」というのがノミネートされているという。言葉が汚いとかの批評があるが、一庶民の苦痛の持って行き場のない怒りが現れ、ある意味で同意することもある。
 我々底辺の労働者は、長引く不況で収入増は見込まれることもなく苦しい生活を余儀なくされていることは現実である。子供手当が数千円では、専業主婦は望むべくもないことであり、不満が出るのは当然である。
 それが全国民であれば庶民は耐えるのだが、オリンピックのエンブレムに何億円も血税をつかったり、数千億円をかけ会場を作ったりすることは、我々のような底辺の労働者には理解が出来ないことである。これはすべて労働者から集めた税金なのである。
 私の友人でも元気なのは公務員ばかりであり、民間企業勤務、あるいは自営業者は本当に元気がない。お役人の退職金が2000万を超えていたり、不景気にかかわらず、給与・賞与が増えていくことに関しては嫉妬にも似た疑問が感じられるのである。(その公務員もコネでなったものも多い)
 この国は、金持ち、または要領のいいものが、さらに金持ちになり、貧乏人は金持ちになることができないようなシステムなのかとも思う。
 「日本死ね」は本当の庶民の叫びなのである。
キューバの元議長のフィデル・カストロが亡くなった。90歳だった。最後まで革命の情熱を失うことなく、天寿を全うしたという感じだ。私は、カストロよりも、革命家として悲劇的な死に方ををした、チェ・ゲバラのほうが人情的に好きなのだが、カストロのリーダー性もかなり認めている。小さな国のキューバがアメリカと言う超大国を相手に反旗を覆すようなキューバ革命は日本人好みの判官贔屓というのだろうか好もしいものである。(思えば戦前の日本もそうであった)
 私の若かりし頃ゲバラのベレー帽が手に入らなくて、カストロ帽をかぶって一人旅をしたこともあった。(ちなみにこの帽子大学の実験室に置いてきた。)
 革命があれば当然反革命分子もある。カストロは国外に亡命する者に関しては、手を下すこともなかった。そして、革命後の国が貧困な時代にも餓死者ゼロという記録を達成した。アメリカのジャーナリストがキューバ革命を紹介した時「これほど世界に誤解を受けた革命はない」と彼を評価したこともあった。
 20世紀の伝説の人物が一人消えていった。
 跡を継ぐ弟のラウル・カストロ氏は今後どうキューバのかじ取りをするのか見ものである。フイデルの死が革命の終焉になるのか、第二のステージになるのだろうか。
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