日本の教員（特に中学）の労働時間が世界的に見て、飛びぬけて多いという。しかしながら授業時間数は平均よりやや少ない。すなわち、課外活動、つまり部活動に多くの時間が割かれているのである。その原因は土・日曜日の部活動である。
　ほとんどの人はスポーツに対しては不思議な感覚を持っている。スポーツを日曜日返上でやっていれば、「頑張っているいい人」と感じ、それを勉強時間にあてれば「青春のないネクラな人」というわけである。かつて土曜日が休みになった時、土曜日は「地域活動・ボランティアをするため」とされた。私の学習塾にも県から「土曜日は地域活動・ボランティアのため学校を休みとするため、土曜日には塾の授業を行わないように」という通達があった。なんのことはない、誰もボランティアはおろか地域活動なんてやっていない。そのほとんどが部活動に裂かれたのである。
　スポーツをすることは悪いことではない。しかし、所謂それしかできない「スポーツバカ」（一部の人たちにはこれは誉め言葉にもなっている）というのもいることも事実である。彼らは勝つことだけを考える、すなわち他を押しのけ敗者にし自分が上位に立つことを私生活でも考え、所謂自分中心の我儘人間と化する。
　せめて日曜日くらいは、各家庭で家族団欒の日にしてはどうだろうか？教員の労働時間も減り、その分、他への指導の時間が出来るのである。
　一部の熱血指導者のため、多くの者が自分を犠牲にし、いやいや部活動を行い、敗者、あるいはレギュラーになれなかったという不快な人も存在するのである。

　となりの街は全国で一番若い市長29歳の人です。当選は昨年の28歳でした。その彼が昨日賄賂を行ったということで逮捕。若いだけに残念である。ちなみに我が街の市長は30代後半で市長になり若い方である。
20代で市長になれば今後どうなっていくのか興味もあり活躍を期待していただけに、残念である。
　この件に関してはこの後どうなるのかは、まだ不明であるが、「いまどきの若者は・・・・。」とは言われてほしくないものである。（私は年寄りだが）
　私のような底辺の労働者にとって、賄賂なんてことは別世界の話だが・・・・・・・。

昨日の午後、久しぶりの大学授業。受講生の中にどう見ても私と同じくらいの年齢の女性（失礼！）が見えました。担当の事務の方に聞けば、職員ではなく学生だという。授業終了後には私に質問を。
　おいくつか知りませんが、若者に混ざって、大学で勉強をする。これは素敵なことです。正直いって羨ましいものです。私も経済的、時間的余裕があれば、もう一度学生に戻りたいものです。いくつになっても『生涯一書生』これが理想。

　もう少し経ったら出かけます。大学の授業です。どんな生徒が受講するのか楽しみです。かつては新しい授業、新しい仕事を始める時は、不安がありましたが、数年前から新しきことを始めることは楽しみになりました。仕事は楽しくやってゆきたいとの新たな実感です。

　今朝ほどワールドカップの対ギリシャ戦が行われた。結果は引き分け（０対０）。日本の決勝進出も危なくなったわけだが。
　それはともかく、ワールドカップやらオリンピックなどを見ていると、内乱のある国、経済的に不安定な国などこんなことをやっている余裕がよくあるもんだと思っていたが、今回のワールドカップではギリシャ国内ではほとんど関心がないようである。ギリシャは数年前経済が破綻し深刻な不景気になっているという。こんな時期にも国はワールドカップに参加したのである。国民はそんなことより、仕事を求め、食を求め生活に不安を抱えているのである。こんな時に騒ぐなんて余裕はないはずだ。それは当然のことである。　
　個人レベルでも内面より外面ばかりを気にし、優先順位を考えた方がいいような人もいることもある。今回なんとなくギリシャ人が身近に感じられた。