秋の運動会酣である。運動会と言えば、どうしても連想するのはみかんである。私の小・中学校時代は昼の弁当は、海苔巻きと稲荷寿司(当時は巾着寿司と言った)が定番であり、旨く行けば梨かリンゴが付く程度であった。しかし、クラスの中の所謂ハイカラな子、すなわち裕福な家庭の子はみかんを持ってきていた。この季節ゆえ、真っ青なみかんである。私はあれが食べてみたかったが、親にねだるのは身分相応でないような気がして遠慮していたものである。自分の子供の運動会にはぜひともこのみかんをとも思ったが、これもなんとなく遠慮していたこともある。言わばこの青いみかんは私のコンプレックスのようなものであった。
それが昨日、倅が青いみかんを袋詰めで購入してきた。なんだか不思議な感じがしたものである。何十年前にほしかった物が目の前にあるのである。これも時代の流れか。
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