遠藤周作氏の「男の一生」を再び読んだ。「武功夜話」の前野将衛門が主人公である。ちなみに「武功夜話」は伊勢湾台風時に被害にあった蔵から出てきて、世に知られるようになったものである。将衛門は蜂須賀小六とともに秀吉の帷幕になり天下取りを助け、出石で4万石程の大名になった者である。しかし、末路は哀れであり、関白秀次と一緒に処刑されている。反対に小六は淡路で十六万石の大名になり、将衛門より早く死に、中央から離れ目立たず、幕末を迎える蜂須賀家の始祖となり、いわば成功者となっている。
将衛門は、真面目でただひたすら職務を全うしただけなのであるが末路は切腹なのである。私の身の回りにも旨く立ち回る人と、一生懸命にやっているのに、人より低い生活を余儀なくされている者もいる。(私は間違いなく後者である)学校卒業時に学力が低くてもコネで公務員になり、それなりの職務を行い多額の退職金をもらい、悠々自適の生活をしている前者etc.
改めて、人生の運・不運を語る書でもある。
ちなみに20年程前だったか、犬山城の天守閣で遠藤周作氏に似た人を見た。そのご「決断」だったかに、私が行った時期に、遠藤氏も犬山城に行ったということが述べてあった。やはり、あれは遠藤氏その人だったかもしれない。
将衛門は、真面目でただひたすら職務を全うしただけなのであるが末路は切腹なのである。私の身の回りにも旨く立ち回る人と、一生懸命にやっているのに、人より低い生活を余儀なくされている者もいる。(私は間違いなく後者である)学校卒業時に学力が低くてもコネで公務員になり、それなりの職務を行い多額の退職金をもらい、悠々自適の生活をしている前者etc.
改めて、人生の運・不運を語る書でもある。
ちなみに20年程前だったか、犬山城の天守閣で遠藤周作氏に似た人を見た。そのご「決断」だったかに、私が行った時期に、遠藤氏も犬山城に行ったということが述べてあった。やはり、あれは遠藤氏その人だったかもしれない。
PR
Comment
カレンダー
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
最新記事
最新トラックバック
プロフィール
HN:
夢想
性別:
男性
ブログ内検索
最古記事
(11/04)
(11/04)
(11/07)
(11/09)
(11/12)
P R
カウンター