昭和の悪役プロレスラー上田馬之助氏が亡くなった。アントニオ猪木率いる新日本プロレス全盛時代、タイガー・ジェット・シンとコンビを組み、ファンの憎悪を買いながらも観客動員数を増やしていったという自分の立場をしっかり理解している名悪役(ヒール)レスラーである。プロレスといえばミスター高橋が描いた暴露本を読んでからなんとなく面白みがなくなってしまった。しかし、彼はプロレスが八百長かどうかということより(たとえ八百長であっても)まさに迫力あるレスラーだった。昭和のプロレスは面白かった。時代劇水戸黄門のように善悪がはっきりしていて、見る方も簡単明瞭に楽しめた、そしてハラハラした。団体エース(チャンピオン)を立てる、やられ役、そしてそれに対抗する悪役(ヒ-ル)、また若手のベビーフェイス、それぞれが自分の立場、役割を理解していた。そのため星野勘太郎(故人)のようなあまり見栄えのしないレスラーがメーンエべントに出場、観客に「いらだち」をあたえていた、それはエースを盛りたてるためだった。
平成になって、レスラーのほとんどがエース(チャンピオン)になりたがり、団体の乱立状態となり、全く面白みのないものになってしまった、プロレスファンとしてはどこかの国のリーダーが頻繁にかわるような状態は嘆かわしい。
ちなみに上田馬之助といふ名の剣豪が幕末にいて、彼はそこから名付けられたという。映画「お父さんのバックドロップ」の主人公下田牛之助はもちろん彼を捩ったものである。
平成になって、レスラーのほとんどがエース(チャンピオン)になりたがり、団体の乱立状態となり、全く面白みのないものになってしまった、プロレスファンとしてはどこかの国のリーダーが頻繁にかわるような状態は嘆かわしい。
ちなみに上田馬之助といふ名の剣豪が幕末にいて、彼はそこから名付けられたという。映画「お父さんのバックドロップ」の主人公下田牛之助はもちろん彼を捩ったものである。
PR
Comment
Trackback
この記事にトラックバックする:
カレンダー
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
最新記事
最新トラックバック
プロフィール
HN:
夢想
性別:
男性
ブログ内検索
最古記事
(11/04)
(11/04)
(11/07)
(11/09)
(11/12)
P R
カウンター