最近、特に寒い。私の２晩目の職業である、職人さん（刀装・塗師）の職場は火の気がなく特に寒いです。また水を多く使うので本当に冷えます。
　我が親父が使っていた作業場をそのまま私が使っているのであるが・・・・。
私にとって父親というのは塗料で汚れた作業服を着て、淡々と仕事をこなしている姿である。今私もその状態で、作業をしている。そこにはハイカラ、ファッション等、およそ縁遠い姿かたちを表している。しかし、私はこれでいい。男が姿かたちを気にし仕事をしたら様にならない。男はどんなに汚れて仕事をやっていても、家族のことはしっかり考えているのだ！自分のことよりも！
　世のお父さんは、若い娘、息子からみればかっこ悪いもんである。しかし、このかっこ悪さが、かっこいいことが分かる年齢になるまでとにかく働け。子供たちよ！

　昨日は久々の午後から休み。（午前中は仕事）家族３人で映画を見に行くことになった。見た映画は「山本五十六」である。私は子供のころから戦争映画が好きで（兵隊あがりの親父の影響か？）今回もまあま期待していました。私にとって山本五十六は三船敏郎であるが、もちろん故人のためこの映画では役所広司が演じた。
　不思議なもんで見ているうちに役所広司が三船敏郎に見えてきたのである。（勝手なイメージを作っています）彼の役者としてのうまさだろうと思う。この映画に限らず、歴史もの、実在の人物をモデルにした映画はある程度下知識が必要である。それでなければ、２時間３５分でまとめることは到底できない。例えば真珠湾からミッドウェイの間が短く、時間の経過が理解できないことになる。また、ゼロ戦や一式陸攻などの美しさ、素晴らしさも理解してみてほしい。ブイン、バラレ、ブーゲンビルという地名も然りである。
　さて山本五十六というといくつかの語録がある。
夜討ちでも相手の枕を蹴っ飛ばして切りつけるものだ・・・・・真珠湾攻撃で
泥棒でも帰り道は怖いものだ・・・・・ミッドウェイの敗戦で
まあ、床の間の飾りぐらいの役目はあるだろう・・・・大和・武蔵の起工に際して　　　　　　　　　など
しかし、一番有名なのは
　「やって見せて、言って聞かせて、やらせて見せ、ほめてやらねば、人は動かず」
だろう。人の上に立つ場合は、高圧的な態度をとるのでなく、このように人を動かすことができる人であってほしい。

　正月が明けたと思ったら、成人の日のハッピィマンデーで３連休。ちょっと休みが多すぎるような気がします。昔から日本人は、勤勉でよく働く人たちであったが、今は世界でも祝日が多い国になっています。資源のない国はせめて勤勉でなければならないような気がします。もう少し働く日があってもいいのではないでしょうか。なるほど給料をもらう方は休みが多い方がいいのでしょうが、支払う方は大変ではないですか。また、サービス業の方も大変です。（サービス業は逆に休みが取りにくくなる）
　来年度から「脱ゆとり教育」が始まります。小・中学校では十分な時間がとれるのでしょうか？私が講義を受け持っている大学は、年に何日かは月曜日が休日でも授業があります。最近では１２月２４日（天皇誕生日）は普通の授業日でした。やはり休みが多く授業のやりくりが大変のようです。
　勤労意欲のない人がだんだんと増えていくような気がします。

　大みそかです。あと数時間で今年も終わろうとしている。大みそかの夜と言えば、みなさん紅白歌合戦の相場は決まっていますが。私は子供の頃から歌番組がどうも好きになれない。愛だの恋だの不倫を述べているような歌はどうも好きになれない。フォークソングと呼ばれるメッセージソング，労働歌はむしろ好きな方ですが。
　またある歌手が自分の持ち歌を歌うのに点数がつくことが理解できない。その歌手が歌う自分の歌は世界で本人が一番うまいのである。まあ、ことしも早々と寝ましょうか！大みそかは年で一番退屈な夜である。
　追伸
　こんなことを述べると、感情的に反論される方がみえますが（大概特定の歌手を贔屓される方ですが）、そんな大問題を論じているのではありません。たかがテレビのことです。反論は受け付けません！